-
2019/03/02 立花 聡
大方の報道は「交渉決裂」「交渉失敗」としているが、果たしてそうなのか。交渉を目的とすれば、失敗になるが、交渉を手段、あるいは最終的な戦勝の一小道具として考えれば、結論も違ってくる。
-
-
日本大使館・駐マレーシア防衛駐在官 溝上氏講演所感
2019/02/24 立花 聡時系列に沿って中国の「進出史」を写真付きできれいにまとめた資料を目の当たりにして、衝撃を受けずにいられない。いまや東南アジア諸国は中国と対戦できるほどの戦力をまったく持ちあわせていないことが分かる。
-
-
2019/02/15 立花 聡
米中貿易戦争をめぐる交渉期限の3月1日まで残りわずか2週間。果たして交渉が妥結し、貿易戦争は終了となるのだろうか。本稿の仮説が成立すれば、答えは「NO」になる。
-
他人事なのに一般市民はなぜ熱くなるのか?
2019/02/11 立花 聡ここ数年、日本企業の不祥事が続出している。その多くは、思考停止、権威に盲従することに起因している。本質的には日大アメフト事件と病巣を共有している。
-
-
2019/02/04 立花 聡
この殺人事件はすべての在中日系企業、いやすべての在外日系企業にとって決して他人事ではない。このような惨事が二度と起きないよう、適正な人事労務管理、コンプライアンス、そしてリスク管理体制の構築が急務となろう。
-
2019/01/31 立花 聡
格差をなくすという意味において、しばしば「同一労働同一賃金」の原則が持ち上げられる。しかし、その出自をよく調べると、正確には「同一価値労働同一報酬」と記載されていたことに気付くはずだ。
-
2019/01/27 立花 聡
ファーウェイの任正非CEOは立て続けに2通のメールを全従業員に配信した。「苦しい時期に備え、凡庸な社員を解雇せよ」。ファーウェイはかなり追いつめられているようだ。
-
2019/01/25 立花 聡
「働き方改革」は「労働市場改革」であって、さらに言えば、「労働市場の流動化」にほかならない。広い既得権益層に多大な影響が及び、政権の基盤を揺るがすリスクをも孕んでいるだけに、デリケートな問題である。
-
-
-
公開された日記に見る「論理破綻」
2018/12/28 立花 聡ファーウェイは12月21日、孟晩舟副会長の日記の一部を公開した。その内容は、ある日本人から孟氏に宛てられた手紙に触れ、「世にも本当の人情が存在する」と讃え、情に訴えるものだった。そこから垣間見えた孟副会長の本音とは――?
-
2018/12/26 立花 聡
米国が中東から手を引いた後に、中東が仮に群雄割拠の時代に突入したとしても、即座に米国に大きな危険が及ぶことはない。逆に中東に居残ったほうがコストもかかるし、リスクも高いといえる。
-
大氷河・美食・氷山・白夜観察のグリーンランド旅行記
2018/12/24 立花 聡北極圏、世界最大の島でもあるグリーンランド。年間の日本人旅行者はわずか200~400名。昨夏、私は一生に一度は行かなければと決意し、飛行機に乗り込んだ。
-
2018/12/22 立花 聡
特定の層を取り込むというのは立派なマーケティング手法だ。選挙も商売も同じ原理である。これはビジネスマン、トランプ氏の得意分野なのだろう。
-
選択肢を与えられていない中国
2018/12/20 立花 聡ファーウェイの孟晩舟副会長はカナダで逮捕され、米国への引き渡しの審査手続にあたって現在保釈中である。政治面と司法面から、この事件は概ね3つのシナリオを描けるのではないかと思われる。
-
2018/12/18 立花 聡
もともと米大統領の年俸は40万米ドル(約4500万円)と決められていたのだが、トランプ氏はこれを辞退し、たった1ドルという年俸を受け取っている。要するにただ働きだ。
-
トランプの真の狙いとは?
2018/12/14 立花 聡米国は何より、多様性に価値を置いてきた。しかし、トランプ大統領の中国に対する露骨な狙い撃ちによって、このような米国の固有価値観に背馳する一面も露呈した。中国人エリートたちが戸惑うのも無理はない。
|
|